「劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇」 結末




 

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解説

戸田恵梨香と加瀬亮と堤幸彦監督による、“未詳”こと未詳事件特別対策係捜査官対“SPEC”こと特殊能力者との激戦を描くシリーズ完結編二部作の後編。最終章となる本作では、これまで隠されてきた数々の謎がついに解き明かされる。テレビドラマ版レギュラー陣に加え、向井理に大島優子、香椎由宇に遠藤憲一ら豪華キャストが共演。全人類の未来を左右する、スケールの大きなストーリーの結末から目が離せない。

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あらすじ

ニノマエとの死闘を終え、瀕死の状態で病室に担ぎ込まれた当麻と瀬文。二人は距離を縮めたかに思えた…。
瀬文「…お前はお前だ。俺にとってそれは絶対に変わらん」
当麻「一生…ガチで巻き込んじゃってやるからな…」
しかし、世界はある人物によって破滅へと進んでいた。
「ヤツらはどうしても滅びる運命にあるんだよ」。SPECホルダーたちが世界を揺るがし始め、現人類の歴史に終止符が打たれようとしている。「奴を倒すなら、私は鬼でも悪魔でもなる。人の道を踏みはずしたら、瀬文さん。あとは頼みます」。当麻に宿ったスペックが今、目覚める!

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結末

「シンプルプラン」とは、SPECホルダーのみをターゲットとしたウィルスを広め、SPECホルダーたちを死滅させる計画であった。

城旭斎浄海(香椎由宇)が仕掛けたウィルスは、インフルエンザウィルスの一種で、常人ならば治癒できるが、遺伝子の配列が異なるSPECホルダーは、死亡してしまうのだという。

当麻の亡き父・天の親友の湯田秀樹(遠藤憲一)は、バナナ医者(渡辺いっけい)の身体を乗っ取り、SPECホルダーの隔離施設で皆殺しを開始し、さらに子供にウィルスを感染させる。

犠牲となった子供達を見て、感情を爆発させた当麻紗綾(戸田恵梨香)は、左手の力を発動し、冥府(ガフ)の扉を開き、ヤタガラス(始末された数々の能力者の怨霊やセカイや潤)に飲まれ、世界を破壊し始める。

これまでに出現したSPECホルダーたちが勢揃いし、それぞれに行動し始めようとするが、セカイによって抹殺される。さらに当麻も消そうとするが、餃子ロボ背面の鏡で力を反射する。

さらに、右手の力を用いて鍵を発動し、全ての先人類を飲み込んだまま自らもまた無間地獄へと堕ちようとするが、自分が死なない限り堕ちる事が出来ないと判明する。

当麻は、「怨霊どもを閉じ込めたまま冥界に行く。だから、撃ち殺してください」と瀬文に懇願する。当麻は射殺され、別次元へと扉を開いたまま、当麻は死亡する。
別次元にリンクしたままであったため、新たな歴史と未来を持った平行世界へと死んだものも生きていたものも全てが移行され、再構築される。

前世界の記憶を引き継いだのは、特異点である当麻を殺害した瀬文のみであった。瀬文は、捕らえられ、留置所に入れられる。

当麻の存在は消え、全ては平穏を取り戻した。SPECホルダーの存在も無い世界となる。留置場で当麻を追い求める瀬文のもとへ、無限地獄におり霊体となった当麻が現れる。

瀬文は当麻の手を掴むと、当麻は実体化した。エンドロール後、左端に2人の背中が現れ、渋谷の雑踏の中に消えていった。