「聖戦士ダンバイン」の後日談が描かれる『New Story of AuraBattler DUNBINE』




概要

全3巻で発売されたテレビアニメ『聖戦士ダンバイン』の総集編に収録された、同作の後日談に当たる作品である。しかしながら、作中の雰囲気は『聖戦士ダンバイン』とは異なり、より幻想的な雰囲気を全面に押し出した作風となっている。これは本作のメカニックデザインを担当し、模型雑誌『B-CLUB』誌上で連載された『AURA FHANTASM』で独自のダンバイン像を構築していた出渕裕の個性によるところが大きく、実質的に本作はそのアニメ化というべきものであった。

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あらすじ

「New Story of AuraBattler DUNBINE」では、テレビシリーズから約700年後のストーリーが展開。
ショウが転生したとされるシオン・ザバが、“バランバランの秘宝”として伝わるオーラバトラー・サーバインに乗り込み、黒騎士ラバーン・ザラマンドと、オーラマシンによる争いの元凶となった黒幕の野望に立ち向かっていく。

結末

地上を巻き込んだドレイクの戦争から700年。オーラ・バトラーを初めとする機械の数々はバイストン・ウェルからほとんどその姿を消し、わずかにオブジェと化した遺跡が残るのみだった。その日、青年シオンは猟の帰りに、親しくしていたバランバランの村を訪れた。突然、オーラ・バトラー、ズワウスに乗った黒騎士ラバーンの部隊が来襲、バランバランに伝わる秘宝と王女レムルを奪おうとする。
一族は敗れ、さらにレムルとシオンがラバーンに捕われてしまう。

ズワウスとの戦闘から離脱したシオンとレムルは、砂漠地帯で砂虫に追われているところを“ロブン家騎士団”と名乗る一団に助けられた。

彼らはシオンたちを居城まで案内すると、自分たちが伝説の“聖戦士”待ち続けていたと告げ、シオンに主君になって欲しいと訴える。だがシオンはまともに取り合わず、レムルと共に立ち去ろうとする。

ラバーン城の地下にはショット・ウェポンが棲んでいた。700年前に肉体が滅んだのちも存在し続けてきた彼の望みは、死ぬことのできない運命から逃れることだった。ショットはその生命に終止符を打つため、解放されたオーラロードを逆流させようと考える。
レムルとシオンは、ミ・フェラリオのシルキー・マウに導かれてラバーンの城から脱出すると、「バランバランの秘宝」と呼ばれるオーラバトラー「サーバイン」のもとへ向かう。
そして、ズワウスで追撃してきたラバーンを迎え撃つべく、シオンはサーバインを覚醒させる。

ショットが核兵器を爆発させてその威力で解放されようとして、実行し消滅。


核兵器の威力をシオンがサーバインのオーラ力で防ぐ、レムル、シルキーも守るが、ラバーンのズワウスとベラーナはタエキレズに消滅してしまう。

戦いの終わった世界をシオンとレムルが納めていく。