もう始まっている、もう止まらない「AKIRA」 結末




 

 

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解説

近未来の東京を舞台に超能力者や暴走族、軍隊、ゲリラたちの戦いを描くアニメ。大友克洋原作の同名漫画の映画化で、脚本は大友と「スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲」の橋本以蔵が共同で執筆。監督は「迷宮物語」の大友克洋、撮影は「ダーティペア」「オバケのQ太郎 とびだせ! 1/100大作戦」の三沢勝治がそれぞれ担当。

 

あらすじ

1988年、関東地区に新型爆弾が使用され、第3次世界大戦が勃発した――。2019年、ネオ東京。金田をリーダーとするバイクの一団は進入禁止の高速道を疾走していた。

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しかし、先頭にいた島鉄雄は突然視界に入った奇妙な小男をよけきれずに転倒、負傷する。

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小男と鉄雄は直ちに現れたアーミーのヘリに収容され飛び去ってしまった。翌日、鉄雄を捜す金田は、少女ケイと出会う。彼女は反政府ゲリラの一員で“アキラ”という存在を追っていた。その頃、鉄雄はアーミーのラボで強力なクスリを連続投与され、不思議な力を覚醒し始めていた…。

 

結末

 

 

 

 鉄雄の力は覚醒していました。コントロールできないまま・・・・。1988年の大惨事は、”AKIRA”の力をコントロールできなかったことを証明しています。いままた、新たな超能力者が現れたのです。ネオ東京帝国を名乗る鉄雄に、アーミーが立ち塞がります。衛星兵器からピンポイントでレーザーを照射しようという計画でした。

 

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 第一撃はそれます、第二撃に対しては鉄雄はバリアーを以って防ぎます。第三撃を待たずに、鉄雄は衛星軌道上に飛翔します。そして、衛星を破壊します・・・・。しかし、この間、金田も、キヨコたちも黙って見ていた訳ではありません。

 

 闘いの場は、新設されたオリンピック会場に移ります。鉄雄の中に溢れかえる凄まじいほどのパワーは、鉄雄本人を巨大化させます。その犠牲となったのが、鉄雄を案じ続けたカオリでした。巨大化する内臓に押しつぶされたのです。目の前には、あたかも祭壇のように、アキラ(28号)から取り出された大脳、延髄標本が瓶詰で置かれていました。

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 鉄雄が壊したのでしょうか、キヨコ(25号)がアキラを覚醒させるために破壊したのでしょうか、それとも鉄雄に感応したアキラ自らが覚醒の道を選んだのでしょうか、脳漿が飛び散ります・・・・。ネオ東京が巨大な異次元に取り込まれます。あたかも核が爆発したようにも、巨大ドームに覆われたようにも見えます。

 

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 「まるで宇宙の誕生だ!」、そう語った科学者は亡くなります。金田も呑み込まれます。「金田くんは関係ないわ、これは鉄雄くんとアキラくんと私たちの問題よ」とキヨコがいいます。ミノルもタカシも同意します・・・・。その時、金田の脳裏に鉄雄との出会いが過(よぎ)ります。そして、アキラたちのことも・・・・。

 

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 超能力者たちは、次元のかなたに立ち去りました。鉄雄もアキラもキヨコたちも・・・・。残されたネオ東京は破壊しつくされていました。しかし、そこには笑顔の金田もケイも仲間もいました・・・・。

 

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