ヒーローは立ち上がる。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」 結末




 

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解説

1995年からテレビで放映され、社会現象にまでなった「新世紀エヴァンゲリオン」から12年。新たなファンのために作られる、劇場版全4部作の第1部。アニメ版第6話「決戦・第3新東京市」の“ヤシマ作戦”をスケールアップさせた意欲作。庵野秀明が総監督を務め、『日本沈没』の樋口真嗣監督が作画コンテ、主題歌を宇多田ヒカルが担当。最先端のデジタル技術が繰り出す映像は圧巻。

 

 

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あらすじ

突如世界を襲った未曾有の大災害“セカンド・インパクト”。

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この影響で人類の半数近くは死にいたり、世界の各地には大破壊の痕跡が刻みこまれた。やっと平穏な日々が戻ったと思われたとき、14 歳の少年・碇シンジ

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は父親の碇ゲンドウから第3新東京市へ呼び出されて、出迎えを待っていた。

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その眼前の山あいから、巨大な生物が出現する。それは『使徒』と呼ばれる正体不明の存在で、たちまち国連軍と激しい交戦を開始した。

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爆風に巻きこまれ、危機に陥るシンジ。その生命を救ったのは、葛城ミサトと名乗る女性だった。ミサトの車で特務機関NERV(ネルフ)の本部へと連れていかれ、シンジは父と3年ぶりの再会をはたした。

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だが、シンジは父の碇ゲンドウから極秘裏に開発された巨大な人型兵器を見せられ、使徒との戦いを強要された。

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それがシンジと人造人間エヴァンゲリオン初号機との出逢いであった。

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反発を覚えたシンジではあったが、女性パイロット・綾波レイ(声:林原めぐみ)の重傷を目のあたりにして、逃げることを否定し、ついに自ら出撃を決意する。

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何の訓練も受けないままに、初めて使徒と対峙するEVA 初号機のシンジ。世界の命運を託された14 歳の少年シンジは、はたしてどう戦うのか? そして、セカンド・インパクトに隠されたキーワード『人類補完計画』の真実とは? すべての謎の鍵を握る碇ゲンドウは、シンジの苦闘をじっと見つめている……。

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結末

シンジは、エヴァ初号機を歩かせることに成功するが、2歩目で転んだところを第4使徒

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に捕まえられ、腕と頭部を破壊される。しかし初号機は暴走を起こして使徒を圧倒、最後は使徒が自爆する。

 

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シンジは、上司の葛城ミサトの家に同居することになった。

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中学校では鈴原トウジから、先の戦闘で妹が怪我をしたという理由で殴られ、乗りたくて乗っているわけではないシンジは、自分がパイロットである理由を自問する。まもなく第5使徒が現れ、

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シンジは初号機で迎撃するも、ビルをも容易く切断する使徒の触手に追われ、補給電線のアンビリカルケーブルをも切断される。さらに山の中腹へと投げ飛ばされるが、そこにはシェルターを抜け出し、戦闘を見物に来ていたトウジと相田ケンスケがいた。

シンジはエントリープラグへ二人を避難させると、ミサトの退避命令を無視して初号機にナイフを持たせ、使徒へと突撃する。初号機は腹を使徒の触手で貫かれつつも、ナイフを使徒のコアに突き立てその殲滅に成功する。

命令無視をミサトに咎められたシンジはミサトの家を出るが、追跡していたNERVの保安部によりNERV本部へと連行される。「誰のためでもなく自分の意志で乗るのかどうか決めなさい」とミサトに言われたシンジは、改めてその意味を考える。

その後、第3新東京市に第6使徒が襲来。

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シンジは初号機で出撃するが、遠距離から使徒が放った光線により負傷する。破損した初号機が回収された後、使徒は地表装甲盤の掘削を始める。

攻防ともに強力で守備範囲の広大な使徒に対し、ミサトは遠距離からエヴァの陽電子砲による狙撃作戦「ヤシマ作戦」を立案・実行するが、死ぬ思いをしたシンジはエヴァへの搭乗を拒む。

ミサトはシンジにジオフロント深部に置かれている第2の使徒「リリス」を見せ、

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リリスと使徒との接触による「サードインパクト」を防ぐため、職員全員が使徒と刺し違える(最悪の場合は本部ごと自爆する)覚悟でいると言い、シンジは再びエヴァに乗ることを了解する。

囮として使徒への集中砲撃が行われる中、日本全土の電力を接収しての陽電子砲の一撃は、使徒に命中するが、致命傷とはならず反撃される。シンジは恐怖に震え、ゲンドウはシンジが役に立たないと判断、砲手をレイに変えようとするが、ミサトは彼を信じ託すべきと主張しそれが認められる。

2射目の準備を始めるシンジを、再度使徒の光線が襲うが、レイの乗る零号機が盾でこれを防ぎ、初号機の撃った陽電子砲の2射目によって第6使徒は殲滅された。

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一方、月面では渚カヲルが棺から目覚めていた。

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