Facebookを創設したマーク・ザッカーバーグらを描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」 あらすじと結末




概要

『ソーシャル・ネットワーク』は、デヴィッド・フィンチャー監督、アーロン・ソーキン脚本による2010年のアメリカの伝記 ドラマ映画である。ベン・メズリックの2009年の書籍『 The Accidental Billionaires 』に基づいており、ソーシャルネットワーキングサイトFacebookの設立を描いている。主演はFacebook創設者マーク・ザッカーバーグ役でジェシー・アイゼンバーグ、エドゥアルド・サベリン役でアンドリュー・ガーフィールド、ショーン・パーカー役でジャスティン・ティンバーレイク、キャメロンと役でアーミー・ハマー、ディヴィア・ナレンドラ役でマックス・ミンゲラ。サベリンはメズリックの本のコンサルタントを務めたが、ザッカーバーグも他のFacebookスタッフもこのプロジェクトには関わっていない。

ソーキンが脚本を担当する契約を交わしたことで製作が始まった。主要撮影は同年10月にマサチューセッツ州ケンブリッジで始まり、11月まで続いた。追加シーンはカリフォルニア州ロサンゼルスとパサデナで撮影された。ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーとアティカス・ロスが、受賞歴のあるこの映画の音楽を作曲し、2010年9月28日にリリースされた。

この映画は2010年9月24日のニューヨーク映画祭でプレミア上映され、10月1日に米国でソニー・ピクチャーズ・リリーシングにより劇場公開された。4000万ドルの製作費で2億2400万ドルの興行収入を上げ、商業的に大成功を収めた。批評家からも広く絶賛された。447人の批評家からその年の最優秀映画の1つに選ばれ、その年のどの映画よりも最多の110人の批評家から最高映画に選ばれた。 また、全米映画批評家協会によって2010年の最優秀映画に選ばれた。第83回アカデミー賞では作品賞、監督賞、アイゼンバーグの最優秀主演男優賞を含む8部門にノミネートされ、脚色賞、作曲賞、編集賞を受賞した。また、第68回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、作曲賞を受賞した。

『ソーシャル・ネットワーク』は公開当初から高い評価を維持しており、批評家からは2010年代と21世紀の最高傑作の一つとしてよく挙げられる。 全米脚本家組合はソーキンの脚本を21世紀の最高傑作の3位に挙げている。しかし、事実の正確性については大きく議論されている。2024年、この映画は「文化的、歴史的、または美的に重要である」として、アメリカ議会図書館によってアメリカ国立フィルム登録簿への保存対象に選ばれた。ソーキンが脚本と監督を務める続編『ソーシャル・レコニング』は2026年10月9日に公開が予定されている。

予告編

あらすじ

2003年、ハーバード大学に通う19歳のマーク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、親友のエドゥアルド(アンドリュー・ガーフィールド)とともに学内の友人を増やすためのネットワーキング・サービスを開発する。そのサービスは瞬く間に他校でも評判となり、ファイル共有サイト「ナップスター」創設者のショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへと急成長を遂げるが……。

ラスト

2003年。ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、高校時代から腕利きのハッカーだったが、人付き合いに関してはおくてで、今もガールフレンドのエリカ(ルーニー・マーラ)を怒らせ別れてきたところだ。

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寮の自室に戻り、やけでビールを飲みブログに彼女の悪口を書いていたが、やがてハーバード中の寮の名簿をハッキング、女子学生たちの写真を並べてランク付けするサイト作りに没頭していた。このサイト“フェイスマッシュ”はたった2時間で22,000アクセスに達し、マークの名前はハーバード中に知れ渡る。これが利用者全世界5億人以上のSNS“フェイスブック”の始まりであった……。

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2004年。資産家の家に育ち、次期オリンピックにも出場が期待されるボート部のトップ、双子のウィンクルボス兄弟は憤慨していた。自分たちが企画した学内男女のインターネット上の出会いの場“ハーバードコネクション” 立ち上げのためマークに協力を要請していたが、彼は“フェイスブック”を立ち上げてしまったのだ。彼らは、早速、自分の父親の会社の弁護士を介し知的財産の盗用だ、として停止警告を送る……。一方、“フェイスブック”の共同創業者&CFO、エドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)とマークはNYへ広告スポンサー候補との会合に出かけ、19歳で“ナップスター”を作ったショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)に出会う。

ショーンは“フェイスブック”が目標にすべき評価額は10億ドルだとアドバイス、そこまで成長させるためカリフォルニアに来るように持ちかける。マークはスタッフを増やしサーバーを増設、ショーンは次々に投資家とのミーティングを設定するが、それに怒ったエドゥアルドは会社の口座を凍結する……。やがてウィンクルボス兄弟はアイデアを盗用されたと言い、エドゥアルドは創業者としての権利を主張、マークを告訴した……。

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一方で、そのことがさらにマークの逆鱗に触れる。「フェイスブックは、絶対にサーバーダウンしない設計が売りの一つだ。それなのに、口座を凍結して、サーバー維持ができないようにしてしまうなんて…利用者を失望させると、サイトは見限られてしまう!」と、エドゥアルドを痛烈に批判した。

だが、ショーンの働きかけもあり、出資者が見つかって事なきを得る。株保有率は当初、マークが60%、エドゥアルドが30%程度となっていた。事実上、サイト運営者のナンバー2という地位は保証されていたかにみえた。ところが、巨大なサイトに変貌していく中で、エドゥアルドは取り残されてしまう。

新規株発券に伴い、エドゥアルドの株保有率は0.03%程度にされそうになり、そのことに彼は激怒する。エドゥアルドは創業者としての権利を主張、マークを告訴した。また、やがてウィンクルボス兄弟も「アイデアを盗用された」と言い、マークを告訴するに至った(ConnectU論争)。

2つの告訴を受けて、マークは「Facebook」を守ろうと抗弁する。その中で友人との関係性悪化に悩んでもいた。裁判前の調停中、新人弁護士に「あなたは嫌な人ではない。嫌な人に見せようとしているだけ。でも、そのことは陪審員に伝わるかどうかは、分からないわ」と言葉をかけられる。そこで思いだされるのが、元恋人、エリカのことだった。

ふと思い立ち、彼はエリカのフェイスブック上のページにアクセスする。そして、彼女に友人になって欲しい、とコメントを送る。マークはその後、エドゥアルド、ウィンクルボス兄弟と和解することになる。