解説
半分は人間、半分はメカの警察官ロボコップの活躍を描くアクション・シリーズ第2弾。エグゼクティヴ・プロデューサーはパトリック・クロウリー、製作はジョン・デイヴィソン、監督は「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のアーヴィン・カーシュナー。フランク・ミラーの原作を基に、脚本はミラーとウォーロン・グリーンの共同、撮影はマーク・アーウィン、音楽はレナード・ローゼンマンが担当。出演はピーター・ウェラー、ナンシー・アレンほか。
トレーラー
あらすじ
治安が悪化するばかりの犯罪都市デトロイト。ある麻薬が蔓延する中、ロボコップは市民の生命を守るため孤軍奮闘していた。一方、オムニ社では会長がロボコップより忠実に従うロボコップ2号を開発させていた。そのさなか、ロボコップは麻薬組織のボスが牛耳る工場を突き止める。だがそこで、ボスの手下で機械に詳しい少年によって体を解体されてしまう。それでも何とか持ち直したロボコップは、ついに組織のボスを倒した。しかし、オムニ社の女博士はそのボスの死体からロボコップ2号を誕生させてしまう…。
結末
近未来のデトロイト。
”ヌーク”という麻薬により、街には犯罪が蔓延し、警察は
オムニ社との労使交渉でストライキを起こしていた。
犯罪者を締め上げて、ヌークの製造現場を突き止めた
ロボコップ/アレックス・マーフィー/(ピーター・ウェラー)だ
ったが、組織のボス、ケイン(トム・ヌーナン)を取り逃がす。
その頃オムニ社は、デトロイトの乗っ取りを企むのだが、
マーヴィン・キューザック市長(ウィラード・ポー)の抵抗を
受けていた。
オムニ社は、ロボコップに次ぐ、強力なロボコップ2の開発
を進めていたが、思うような成果は得られていなかった。
心理学者ジュリエット・ファックス博士(ベリンダ・バウアー)
は、警官より犯罪者を利用して開発するべきだと、オムニ
社の会長(ダニエル・オハリヒー)と社副社長のドナルド・
ジョンソン(フェルトン・ペリー)に提言し、それを任される。
同じ頃、ロボコップと相棒のアン・ルイス(ナンシー・アレン)
は、ヌーク密売の黒幕ケインを捕らえるために必死だった。
ケインの手下である、ヌークの製造工場で見かけた12歳
の少年ホブ(ガブリエル・デーモン)を追ていったロボコップ
は、汚職警官のダフィー(スティーブン・リー)を締め上げて、
ケインの居場所を突き止める。
しかし、ロボコップはケインらに捕らえられ、バラバラに解体
されてしまう。
ファックス博士は、回収したロボコップのプログラムに改良
を加え、凶悪犯罪者のデータをインプットし、正常な状態
ではないロボコップとして復元させてしまう。
ルイス、そしてロボコップ自身も自分の異常に気づき、
彼は自ら電気ショックを受ける。
プログラムを正常に戻したロボコップは、再びケインを襲い、
抵抗に遭いながらも、彼に重傷を負わせて逮捕する。
その後、ファックスがケインを殺し、彼の脳と脊髄を利用し
てロボコップ2を完成させてしまう。
ヌークをエネルギー源にするロボコップ2(ケイン)は、それを
欲しさにファックスに操られる。
そして、ヌークの黙認と引き換えに、市の負債を肩代わり
することを、キューザック市長に提案しようとしたホブ達を、
ロボコップ2は抹殺してしまう。
キューザックだけが現場から逃れ、市議会議員も殺害され
たことで、彼は、それをマスコミに追及される。
オムニ社のデトロイト新都市計画の発表会で、ロボコップ2
も披露されることになる。
その会場に現れたキューザック市長は、自分達を襲った
ロボコップ2を見て動揺してしまう。
会長に、ヌークを見せられたロボコップ2は暴れ始め、
そこに現れたロボコップと対決となる。
高層ビルから落下した2台のロボットは、激しい戦いを繰り
広げる。
駆けつけたルイスらにも援護され、ロボコップはケインの
脳と脊髄を摘出してロボコップ2を倒す。
オムニ社会長は、ジョンソンの入れ知恵で、ファックスに全
ての責任を負わせることで事態を収める。
そしてデトロイトは、ロボコップらの活躍で、オムニ社の乗
っ取りを免れる。