愛を、教えて「ミリオンダラーベイビー」 あらすじと結末




概要

『ミリオンダラー・ベイビー』は、2004年のアメリカのスポーツドラマ映画で、クリント・イーストウッドが監督・共同製作・音楽・主演を務め、ポール・ハギスが脚本。本作は、ファイトマネージャー兼カットマンのジェリー・ボイドのペンネームであるFXツールによる2000年の短編小説集『ロープ・バーンズ:コーナーからのストーリー』を原作としており、ヒラリー・スワンクとモーガン・フリーマンも出演している。この映画は、アマチュアボクサーとして低迷するマーガレット・「マギー」・フィッツジェラルド(スワンク)が、過小評価されているボクシングトレーナー(イーストウッド)の助けを借り、プロボクサーになるという夢を叶える物語。

『ミリオンダラー・ベイビー』は2004年12月5日にニューヨークでプレミア上映され、同年12月15日に劇場公開された。国内ではワーナー・ブラザース映画が、国際販売はレイクショア・エンターテインメントの国際部門が担当した。批評家から絶賛され、製作費3000万ドルに対して世界で2億1680万ドルの興行収入を上げ、商業的にも成功した。第77回アカデミー賞では7部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演女優賞(スワンク)、助演男優賞(フリーマン)の4部門で受賞した。全米映画批評家協会とアメリカ映画協会は『ミリオンダラー・ベイビー』を2004年のトップ10映画の1つに選んだ。以来、2​​000年代、21世紀、そして史上最高の映画の1つとして挙げられている。

予告編

あらすじ

アメリカ中西部でトレイラー・ハウスに住むほど貧しい上に家族が崩壊状態にあり、死んだ父親以外から優しい扱いを受けてこなかったマギー・フィッツジェラルドは、プロボクサーとして成功して自分の価値を証明しようと、ロサンゼルスにあるフランキー・ダンのうらぶれたボクシング・ジムの戸を叩いた。

フランキーはかつて止血係(カットマン)として活躍した後、トレーナーとなってジムを経営し、多くの優秀なボクサーを育ててきた。しかし、彼らの身の安全を深慮するあまりに慎重な試合しか組まない上に不器用で説明が不足していたことからビッグチャンスを欲するボクサーたちに逃げられ続け、その不器用さは家族にも波及し、実の娘ケイティとは音信不通になっている。

マギーがジムに入門したのは、フランキーが最近まで手塩にかけて育ててきたビッグ・ウィリーに逃げられたばかりの時だった。最初フランキーはマギーのトレーナーになることを拒んだものの、フランキーの旧友でジムの雑用係、元ボクサーのエディ・『スクラップ・アイアン』・デュプリスが彼女の素質を見抜いて同情したこともあり、次第にフランキーは毎日ジムに通い続けるマギーをコーチングしはじめる。そして練習を通じ、やがて2人の間に実の親子より強い絆が芽生えて行く。

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結末

トレーラー育ちの不遇な人生から抜け出そうと、自分のボクシングの才能を頼りにロサンゼルスにやってきた31歳のマギー(ヒラリー・スワンク)。彼女は、小さなボクシング・ジムを経営する名トレーナーのフランキー(クリント・イーストウッド)に弟子入りを志願するが、女性ボクサーは取らないと主張するフランキーにすげなく追い返される。

だがこれが最後のチャンスだと知るマギーは、ウェイトレスの仕事をかけもちしながら、残りの時間をすべて練習に費やしていた。そんな彼女の真剣さに打たれ、ついにトレーナーを引き受けるフランキー。彼の指導のもと、めきめきと腕を上げたマギーは、試合で連覇を重ね、瞬く間にチャンピオンの座を狙うまでに成長。同時に、実娘に何通手紙を出しても送り返されてしまうフランキーと、家族の愛に恵まれないマギーの間には、師弟関係を超えた深い絆が芽生えていく。

そしていよいよ、百万ドルのファイトマネーを賭けたタイトル・マッチの日がやってきた。対戦相手は、汚い手を使うことで知られるドイツ人ボクサーの”青い熊“ビリー(ルシア・ライカー)。試合はマギーの優勢で進んだが、ビリーの不意の反則攻撃により倒され、マギーは全身麻痺になってしまう。

 

寝たきりの生活になり、やがて死を願うようになった彼女。フランキーは悩みながらも、マギーの呼吸器を外して安楽死させてやる。それから彼は、長年の友人である雑用係のスクラップ(モーガン・フリーマン)らを残し、自分のジムから姿を消してしまうのだった。