高校では終われない、君へ。「SLAM DUNK」 あらすじ&結末




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あらすじ

湘北高校に入学した赤い髪の不良少年である桜木花道は、背の高さと身体能力からバスケットボール部主将の妹である赤木晴子にバスケット部への入部を薦められる。晴子に一目惚れした初心者の花道は彼女目当てに入部するも、練習や試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚め、才能を開花させる。湘北バスケット部は監督である安西光義のもと、主将の赤木剛憲と副主将の木暮公延らに加え、花道やスーパールーキーといわれる流川楓らが加入。さらに、前年度のインターハイ県予選ベスト4である陵南高校との練習試合後には宮城リョータと三井寿も部に復帰する。

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結末

県大会を勝ち進み、決勝リーグに進出した湘北高は、海南大付属には破れたものの宿敵陵南を破り、
海南大付属とともに全国大会出場を決めた。
1回戦を突破した湘北は、2回戦で日本高校界の頂点に君臨する山王工業と対戦することになった。
エース・沢北をはじめとする山王選手の実力に圧倒される湘北だったが、
流川の活躍により次第に追いつめていく…。そんな中、突然花道が倒れてしまった!!
ルーズボールにつっこんだ時、背中を痛めてしまったのだ…!!
花道は一旦はベンチに退いたものの、いつのまにかバスケが大好きになっている自分に気付き、
立っているのがやっとなほどの痛みをこらえ試合に再出場、残り2秒…1点差で負けていた湘北だったが、
花道の天敵とも言うべき流川からのパスを受け、花道がうったシュートは、タイムアップとほぼ同時に、
ゴールに吸い込まれた!

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ジャッジが、二本指を立てて右手を振り下ろし、
電光掲示板、湘北に2点が加えられて、試合終了。

静寂が、会場全体を包む。
コート上の選手からは湯気が立ち昇り、激しい息遣いのたび、汗が滴り落ちた。
ただボー然と立ち尽くす選手達…その間を、背中の痛みをこらえ、花道が流川に近付いていく。
流川の正面に立つ花道…そして、どちらからともなく、右手をパシン!と合わせる二人。

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応援席では、晴子が、涙ぐんでそれを見つめている。
花道と流川は、しばし目を合わせて、そして、すぐにプイッと背を向け合った。
そんな二人に駆け寄り飛びつくゴリ(キャプテン赤木)達…ベンチからも全員が飛び出す。
まるで優勝したかのように、抱き合う湘北の選手達。
応援席で、あふれる涙を拭おうともせず、見ている晴子。
ベンチでは一人、監督の安西先生が、両手のこぶしを突き上げる。
79対78 湘北は、奇跡の大逆転で王者山王工業に勝った。
対照的に、うつむきコートを後にする山王工業の選手達。
山王の堂本監督が、選手の肩に手を掛ける。
「はいあがろう。『負けたことがある』というのが、いつか、大きな財産になる。」

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「はい、いきますよー、コレ、表紙飾りますからね!みんないい顔して!!」
雑誌の記者が、カメラを構えて言った。
「まだわかんないでしょ、表紙は!」 と、先輩の記者。
「いーや!嶋編集長はボクが説得します!なんせ山王に勝ったチームなんですよ!
この試合を見たことが、ボクの編集者人生を変える気がする…これからは真剣に…」
「なにィ!?」
「早くしろー」 怒る花道…他、並んで写真を撮るのを待っている湘北のみんな。

―― …しかし この写真が表紙に使われることはなかった 
山王工業との死闘に全てを出し尽くした湘北は
      続く3回戦 愛和学院にウソのようにボロ負けした ――

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