マリンブルーの波間に見える、キラめくような青春「ラフ」 ラストシーン




 解説

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1987年17号から1989年40号まで『週刊少年サンデー』にて連載。コミックスは全12巻、ワイド版は全6巻、文庫版全7巻、My First WIDE版全4巻。作品中に登場するプール棟や飛び込み台などは取材先の埼玉栄高等学校のものを基に作画されている。また、主人公達が入寮している学生寮のモデルは福岡大学附属大濠高等学校の舞鶴寮である。学校の風景描写に使われていることが多いのは、東京都立第四商業高等学校。

あだち充を特集した雑誌においては、その省略や抑制されたバランスのよい表現などから、あだち充のベストに挙げる人もいると評されている。

2006年8月26日には、長澤まさみと速水もこみちの共演で実写映画『ラフ ROUGH』が東宝系で公開された。

あらすじ

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私立栄泉高校水泳部に所属する大和圭介と二ノ宮亜美。2人の実家はともに和菓子屋で、祖父の代からライバル同士であった。最初は仲が良くない2人だったが、様々な出来事を経て、次第に惹かれ合っていく。亜美が兄のように慕う日本記録保持者の仲西弘樹と、圭介と亜美の三角関係は。

ラスト

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日本選手権での圭介と仲西の対決で亜美の作ったカセットテープを聞こうとした圭介がその中の亜美の本当の気持ちを聞く前に中西との勝負の時間になってしまう。

亜美が圭介のウォークマンに録音していた言葉が再生される。。

試合前にウォークマンが壊れて再生が止まってしまう中で、試合が始まり大和が聞いていない状態で、再生が再び…。

「あーあー。こちら二ノ宮亜美、聞こえますか?」
「ただ今8月25日金曜日、午後9時25分31秒、32秒、33…気温28度、星空、晴天、微風―聞こえますか?」
「あなたが好きです。」
「こちら、二ノ宮亜美。」
「大和圭介、応答せよ。」