少年剣士の成長をライバルとの関係を軸に描く 「六三四の剣」 ラストシーン




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概要

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岩手県を舞台に、少年剣士の成長をライバルとの関係を軸に描く。剣道を題材とした正統派のスポーツ少年漫画である。物語は小学生時代と高校生時代に分かれている。主人公である六三四など登場人物のセリフは標準語ではなく岩手の方言となっている。

『増刊少年サンデー』の1978年11月号から1980年3月号まで剣道漫画『エーイ!剣道』を描いていた村上もとかが、『週刊少年サンデー』において1981年17号から1985年41号にかけて連載。単行本は少年サンデーコミックス全24巻、ワイド版全11巻、小学館文庫版全10巻が刊行されている。

1984年には第29回小学館漫画賞少年部門を受賞。1985年にテレビアニメ化、1986年にタイトーによるファミリーコンピュータ用ゲームソフト『六三四の剣 ただいま修行中』が発売、2002年にサンソフトによるPlayStation 2用タイピングソフト『タイピング剣豪 六三四の剣』が発売、2008年4月よりSanseiR&Dよりパチンコ台『CR六三四の剣』が稼動開始となるなど、現在に至るまで各種の展開が図られている。

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あらすじ

剣道岩手県大会を制した夏木夫婦の元に男の子が生まれる。誕生日時が6月3日の午後4時である事から(作者自身も6月3日生まれ)、彼は六三四と名付けられた。六三四は両親の影響から、3歳の時に剣道を始める。六三四が小学校1年生の時、父親の栄一郎は、出場した剣道大会にて優勝を手にしたものの、自身の先輩である東堂国彦との試合中に負った傷によって死亡。東堂への恨みを抱いた六三四だったが、その息子であり最大の好敵手となる東堂修羅と互いに切磋琢磨し、剣道を通して成長してゆく。

ラスト

六三四は、インターハイ決勝戦で宿命のライバル・東堂修羅と対戦。
1-1で迎えた三本目、修羅の必殺技「切り落とし」を「上段片手打ち面」で破り、優勝。
・・・数日後、六三四は修羅に手紙を書く。それは、これまでの闘いや、これからの未来について書かれた物だった。剣道を離れれば、二人は最高の友人なのである。