あらすじ
ある夜、飛行中の飛行船を海賊「ドーラ一家」が襲撃する。
政府特務機関に捕らわれていた少女「シータ」は混乱に乗じて
特務機関の指揮官である「ムスカ大佐」を気絶させると
彼の懐から青い石のペンダントを取り返す。
窓を伝って逃げようとするが海賊に見つかり、その拍子に
飛行船から落ちてしまい、気を失ってしまうシータ。
その時、ペンダントの青い石が光を放ち、彼女を光で包み込む。
そしてシータはゆっくりと下降していったのであった。
-空から女の子が落ちてくる-
見習い機械工の「パズー」はある日、空からゆっくりと
落ちてきた少女のシータと出会う。
冒険家だった父は「空に浮かぶ伝説の島ラピュタ」を発見した。
しかし、それを誰にも信じてもらえないまま死んでしまった。
ところがパズーはこの落ちてきた少女と青く光る石(飛行石)を見て、
父が言っていたラピュタの存在を信じるのである。
予告編
結末
パズーはドーラ一家やムスカ大佐率いる政府特務機関など、
シータの行方を追う連中から彼女を守りながら逃走を図る。
その中でパズーはシータがラピュタに住むラピュタ人の子孫であり、
ラピュタ実在を確信し、ラピュタを探そうとする。
しかし、ラピュタ捜索途中に国防軍に捕らわれてしまう。
シータを再び捉えることに成功したムスカ大佐は、
シータに空から落ちてきた壊れたロボット「巨神兵」を見せ、
シータがラピュタ王家の末裔であることを伝える。
そして、パズーの命と引き替えに天空に浮かぶラピュタへ、
ムスカ大佐を案内するように協力を求める。
それを受け入れるシータと失意のうちに開放されたパズー。
自宅へ帰るとパズーを待っていたドーラ一家と鉢合わせる。
飛行石を手に入れようとしていたドーラ一家と同盟を組み、
彼女らの協力を得てパズーはシータ国防軍から救い出そうと決意する。
その頃、残されたシータは祖母から教わった「おまじない」を口にする。
すると、飛行石が光だし、ラピュタの方角を指し示す。
同時に壊れていたはずのロボットが目覚め、暴れだして飛行戦艦を破壊。
騒ぎの中パズーは強行突破でシータを奪還するが、戦艦からの砲撃の衝撃で
シータは飛行石を落としてしまう。
飛行石を手に入れたムスカ大佐はその光が指し示す方向へと進み、
ついにラピュタを見つけ出す。
シータとパズーも何とかラピュタへ辿り着くことができたのだが、
先にラピュタに到着したドーラ一家が国防軍に捕まっていることを知り、
なんとか助けだそうと考える。
その途中に危機に陥ったパズーを救おうとしたシータが
ムスカ大佐に捕まり、2人はラピュタの中枢部に向かう。
パズーはまずドーラ一家を助け、その後シータ救出に向かう。
同じ頃、ムスカ大佐の勝手な行動とその裏切りに気づいた国防軍は、
全軍を挙げてムスカ討伐へと動き始めていた。
ラピュタ中枢部へ到着したムスカ大佐とシータ。
そこでムスカ大佐は自身もラピュタ王家の末裔であることを証し、
ラピュタの科学力を武器に、ラピュタの復活を高々に宣言する。
ムスカ大佐はラピュタの兵器を操り、ムスカ討伐にやってきた国防軍を殲滅。
パズーと合流したシータだがその脅威により追い詰められる。
その一瞬の隙をついて飛行石を奪ったシータは教わっていた
「滅びの呪文」をパズーと2人で叫び、ラピュタを崩壊させる。
呪文を叫んだ後、飛行石は激しい光を放ち、
その光によってムスカ大佐は目が見えなくなってしまう。
「目が・・、目がぁぁぁ!」
そしてラピュタは崩壊し、ムスカ大佐はその崩壊に巻き込まれる。
何とか脱出したパズーとシータは先に脱出していたドーラ一家と再会し、
その後2人でどこかへと去っていったのであった・・。