「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」 あらすじと結末




みんながいるから、頑張れる…のか!?
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解説

インターネットの掲示板2ちゃんねるに書き込まれた話題の実体験を基に映画化した問題作。ニート青年が社会に飛び出し、いきなりブラック会社と呼ばれる問題企業で孤軍奮闘する様子を面白おかしく描く。『ホームレス中学生』の小池徹平が主演を務めるほか、共演者も『カフーを待ちわびて』のマイコや、『しあわせのかおり』の田中圭ら若手実力派が顔をそろえる。主人公を取り巻くありえない状況に、ついついエールを送りたくなってしまう

あらすじ

イジメを受けて登校拒否を繰り返し、8年もひきこもっていた26歳の大根田真男(小池徹平)は、母・佳子(朝加真由美)の事故死をきっかけに一念発起、プログラマの資格を取得して小さなIT企業“黒井システム株式会社”に就職する。だが、入社初日から納品日間近でテンパっている社員たちは真男に目もくれず、しかも何の手違いか真男はマ男(まおとこ)とあだ名を付けられてしまう。
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横暴な殿様キャラで責任感もやる気もないリーダー・阿部(品川祐)、ガンダムおたくのお調子者でリーダーの腰巾着・井出(池田鉄洋)、挙動不審な上原(中村靖日)、社長の愛人と噂され、必要経費を一切認めない経理のお局様・瀬古(千葉雅子)、唯一まともそうな先輩・藤田(田辺誠一)をのぞけば超クセ者ぞろいの社員たち。
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度重なる阿部と井出の嫌がらせにも負けず、黙々と仕事に取り組んでいたマ男は過酷な残業が続く中、自力でプログラムを完成、人生初の達成感を覚える。
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その成果が認められ、マ男はプロジェクトリーダーに大抜擢される。
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そんな中、井出の大失態で納期達成がピンチになるが、藤田の機転でなんとか危機を回避、一同はプロジェクト完遂を祝して打ち上げへ。その席で派遣社員の中西(マイコ)に呼び出されたマ男。
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もしや告白、と浮かれたのも束の間、中西は藤田が好きだと宣言する。ある日、大手企業から早大出身のエリート・木村(田中圭)が転職してくる。マ男は木村の教育係を務めるが、彼は会社を乗っ取ろうと目論んでいる野心家だった。
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木村の横暴なやり方に職場は混乱、傍若無人な木村の言動で職場は一触即発状態になるが、そんな地獄のさなか、マ男の父・真次(北見敏行)が倒れたという知らせが入る。病院に駆けつけるマ男。「終わった、全てが終わった」。それでも何とか帰社したマ男だったが、数々の思い出が走馬灯のように脳裏をよぎる。
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フラフラになりながら会社に戻ったマ男だったが、社長と藤田の会話を立ち聞きしてしまう。藤田は会社を辞めるつもりのようだ。

結末

そう、マ男が限界を感じたのは

「藤田さんが会社を去る。これこそが限界だったんだ!」

オフィスでは木村がプロジェクトの納期を早めたことが原因で、かつてない大喧嘩が繰り広げられていた……。

「いい加減にしろ・・・。」



遂にマ男の中で溜まっていた物が、爆発した!
全社員に向かって、「ここにいる人間は、最低だ。足の引っ張り合いで、自分のことしか考えていない。」と自分が、崖っぷちで、この会社で頑張ってきた事情を語る。社員全員で協力しあいプロジェクトの納期も無事完了。
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マ男は、藤田が会社を辞めるといった時に、「藤田がいなくなったら、仕事はできない」と考えていたが、藤田が「会社に残る」というのを翻意させ、「行ってください」というほどに成長したマ男の頼もしい姿があった。

最後にマ男が語る

「まだ俺は頑張れるかもしれない」