その戦略は、天才だけに許される。「ラスベガスをぶっつぶせ」 結末




 

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解説

  マサチューセッツ工科大学の数学の天才学生たちが、ラスベガスのカジノで荒稼ぎしたという実話を基にした大ベストセラーを映画化。オスカー俳優ケヴィン・スペイシーが製作と出演を務め、監督は『キューティ・ブロンド』のロバート・ルケティックがあたる。全米期待の若手注目株ジム・スタージェスが主演を務め、共演には『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース、『マトリックス』シリーズのローレンス・フィッシュバーンらが名を連ねる。

 

ラスベガスをぶっつぶせ [Blu-ray]

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あらすじ

マサチューセッツ工科大学で優秀な成績を収める学生ベン・キャンベル(ジム・スタージェス)。

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彼は優秀な成績を収めて親友たちとロボットコンテスト用の工学ロボットの研究をする一方、バーではスポーツ系サークルの集まりを遠巻きに眺めるオタク系学生だった。彼の夢は、卒業後にハーバード大学医学部に進学して医師になること。それには、学費30万ドルが必要だったが、奨学生試験に失敗し、資金繰りに頭を悩ませていた。ある日、ベンはミッキー・ローザ教授(ケヴィン・スペイシー)に声を掛けられる。

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ローザ教授はベンの数学の才能に気付き、自分が主宰するブラックジャック必勝法の研究グループに誘ってきたのだった。一度は誘いを断ったベンだったが、進学のための資金稼ぎと、研究メンバーの一人に以前から憧れていた女性ジル(ケイト・ボスワース)がいたことで、参加を決意する。

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持って生まれた才能をフルに発揮して、必勝法“カード・カウンティング”を習得していくベン。メンバーの中でもずば抜けたセンスを発揮した彼は、仲間とともに週末のラスベガスに乗り込み大勝ち。

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こうして週末にラスベガスで贅沢を謳歌するセレブと、ボストンで普通の学生として過ごす平日という二重生活が始まる。ジルとの仲も親密になるが、ラスベガスでの生活に慣れるにつれ、次第に地味な学生生活に物足りなさを覚えてくる。一方、カジノ側は勝ち続けるベンたちに目をつけていた。ルール違反者を取り締まるコール(ローレンス・フィッシュバーン)は彼らの手口を見抜き、カジノからの追放を画策。

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さらに、チーム内での仲間割れ、ボストンの友人たちとの不和、ジルとの間に生じる微妙な心のズレなど、不穏な事態が立て続けに発生。周囲に立ち込める暗雲に気付かぬまま、いつものようにラスベガスへ乗り込んでいくベン。そして、チームは史上最悪の事態に巻き込まれてしまう……。

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結末

ラスベガスではセキュリティーを率いるコールがベンに警戒感をあらわにしていた。

「こいつはおそらくカウンティングをやっている!周りに仲間もいるはずだ!」

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ボストンでの憂鬱な生活と違い、お金も稼げ、ヒーローになれるラスベガスでの生活はベンに今まで無かった心地良さを与えてくれた。

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それまで、憧れだったジルともついには結ばれ、ベンはこの世の謳歌を楽しんでいた。

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しかし、ボストンの親友達はロボットコンテストに対して真剣味の感じられないベンに、一緒にやるのは無理だと告げる。
突然の事に動揺したベンは言わなくてもいいような悪口を親友らにぶつけ、決別してしまう。
そんなもやもやを抱えたままラスベガスに向かったベンはキアナやジルらの忠告も聞かずにブラックジャックを続け、20万ドルをすってしまう。

当然、ミッキーは激怒!!!

「あれほど、ギャンブルをするなと言っただろう!これはビジネスだ!冷静さを失ったら終わりなんだ!」

ベンらを見捨て、ミッキーはボストンに帰ってしまう。

これまでゲームに参加せず、そのくせ売上の50%を持って行くミッキーに対し、快く思っていなかったベンは自分達だけでチームを作り、再度お金を稼ごうとチョイやジル、キアナに持ちかける。
渋々承諾した仲間の元手を武器に、ラスベガスで稼ぎ始めるベンだが、とうとうコールにつかまってしまう。
だが、それはベンらが独自に動くであろうと予測していたミッキーの裏切りの電話のせいだった・・・。

コールにつかまり、殴られるベン。

「いいか。次にラスベガスでお前の顔を見かけたら、殺す。分かったな。」

仲間に何も言わず、一人でひっそりとボストンに戻るベン。
更なる衝撃がベンを襲う。

何と、ボストンの寮の部屋が荒され、今まで貯めていた30万ドル以上の現金が盗まれていた。

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さらに、ミッキーが口を利いていてくれたはずの授業の単位が認められず、卒業出来ない事になってしまったのだ。
 
どうしたらいいか分からなくなったベンが向かったのはジルと親友らの元。
ジルにはもう一度挑戦したいと告げ、親友らには今までの事を全て告白し許しを請う。

また、ミッキーの元に向かったベンはミッキーに自分の勝手な行動を詫び、再度、ラスベガスに挑戦する手助けをして欲しいと懇願する。
ミッキーとベンが組めば、最高のプレイヤーが2人となり、稼ぎも大きくなると吹き込んだのだ。

こうして再度現金獲得のためにラスベガスに向かうベン一行。
生態認証システムを避けるため変装を施した彼らは正体がバレないのをいいことに快進撃を続ける。

そこへ天敵のコールが登場。
ベンらを捕まえようとカジノを包囲する。

ゲーム機やカジノ客をかわしつつ疾走するベン達。
しかし、コールらの追跡も執拗でいて、このままでは捕まるのは時間の問題だった。

カジノを出たミッキーは直ぐにタクシーに乗り込むと、落ち合う予定のFOXクラブではなく、空港へ向かう。
ミッキーはベン達を裏切ったのだ。
大金を手にしてにんまりするミッキー。
チップを確認しようと袋を開けると、中身はチップ型のチョコレートだった。
実は逃走中にミッキーの裏切りを確信していたベンとジルは、チップ入りの袋とチョコ入りの袋をすり替えていたのだった。