知るべき闇は、真実の先にある。
解説
『ロストパラダイス・イン・トーキョー』の白石和彌が、ベストセラーノンフィクション「凶悪-ある死刑囚の告発-」を映画化した衝撃作。ある死刑囚の告白を受け、身の毛もよだつ事件のてん末を追うジャーナリストが奔走する姿を描く。主人公を『闇金ウシジマくん』シリーズなどの山田孝之が演じ、受刑者にピエール瀧、冷血な先生をリリー・フランキーが熱演する。それぞれの男たちの思惑が複雑に絡み合う、見応えたっぷりの展開に引き込まれる
あらすじ
ある日、ジャーナリストの藤井(山田孝之)
は、死刑囚の須藤(ピエール瀧)
が書いた手紙を持って刑務所に面会に訪れる。須藤の話の内容は、自らの余罪を告白すると同時に、仲間内では先生と呼ばれていた全ての事件の首謀者である男(リリー・フランキー)
の罪を告発する衝撃的なものだった。藤井は上司の忠告も無視して事件にのめり込み始め……。
結末
死刑判決を受けた男・後藤良次が、獄中で衝撃の自白を始めた。
「他にも人を殺しています。警察はそのことを把握していません」
被害者は複数人、そして
私よりも凶暴な先生と呼ばれる殺人鬼はまだ捕まっておりません
告白を受けた雑誌記者は独力で現場を歩き、関係者への取材を開始した。
やがて、明るみに出てきた衝撃の事実
法治国家・日本の暗部を抉りだして、ついに警察をも動かした迫真の取材記録!
「新潮45」という月刊誌の編集記者・宮本太一が獄中の凶悪犯の告白を聴き
渾身の取材を行い記事にし、警察をも動かした
次第に現わになる”先生”とよばれる真の凶悪を追い詰める
ジャーナリストの藤井が獄中の凶悪犯の告白を聴き最も不思議に思ったのは
後藤良次は余罪を告白しているのだが3件の殺人事件を、、、
これを告白するとなると、完全に死刑が確定するのだ
自分で自分の首を絞めるやつがどこにいる?
コイツの話は作り話ではないかと、、、、
しかし後藤は自分の死刑が確定しても、許せない首謀者がいると、、、
首謀者は茨城県で不動産取引をしている人物であると、、、
後藤とその人物が出会ったのは10年前の1998年
元暴力団組長の後藤は4年の刑を終え
かたぎになってまた1から出直すと言うので
知人の紹介でその先生と会ったのだ
先生は後藤の話を聞き、不動産取引の自分の会社で採用すると言ってくれた
この、絵に書いたような善人の先生と呼ばれる人物こそ
後藤が言う暴力団組長も屁ともしない殺人鬼だと言うのだ
取材をしてみると、後藤の証言とは全く違う先生の評判しか聞かなかった
借金まみれの家族を助けた話、
家を買ったばかりでリストラされた人間を助けた話、、、、
後藤の言い分とは全然違う、、、
宮本は後藤を訪ね、本当にこの人が首謀者何ですか?
後藤は記者に言う、、、騙されないでください
これが奴の手口なんです
優しい顔で近づき、そして殺して金を奪う、殺人鬼だと!
後藤が首謀者と言われる人物と行った殺人事件は3件
その中でも、埼玉県に広大な土地を持つ老人
親兄弟がおらず、身よりもない老人、、、
ここに先生は目を付け、後藤らと共に老人を山中に生き埋めて殺害し
その後年格好の似た老人を市役所に連れて行き、住民票。
印鑑登録証などを使ってこの土地を手に入れた
この話を聞き、宮本は上司に報告し、取材許可を得ます
そしてこの老人の事件を洗い直していくと、、
最初は老人の名前も思い出せなかったが、
結末は後藤の証言通りに老人の土地の権利書が見つかり
何と、所有者は先生に変わっていた
更に以前先生が助けた人物が不審な死を遂げている
または、行方不明になっていると、、、、
先生と呼ばれる殺人鬼が他のヤクザと共に
借金で首が回らなくなっている人物に毎日酒を飲まして殺害するが
ここでの、共謀者が実は家族だった
先生が家族にどうしましょう?
酒を飲みたくないと言ってるんですが?
借金返済の為に家族が先生に自分の家族を生贄に出していたのだった・・