解説
インターネット掲示板2ちゃんねるに投稿されるや反響を呼び、単行本化もされた純愛物語を映画化。29歳童貞男が初めて行った風俗店で心優しい風俗嬢に恋したことから、彼女の人生を救おうと奮闘する姿を描く。監督は、『荒川アンダー ザ ブリッジ』シリーズの飯塚健。何事もすぐに諦めてしまう自己完結型の主人公には、満島ひかりの弟で映画初主演となる満島真之介、ワケあり風俗嬢に佐々木希がふんする
予告編
あらすじ
何事もチャレンジする前に「自分は・・・無理だ」とあきらめてしまう自己完結型童貞男・遼太郎、29歳。でも自分を変えるために、意を決して初めて風俗に行くが、緊張のあまり過呼吸になってしまう。そこで、純粋で人のために役立ちたい風俗嬢・かよにやさしく介抱されたことで、一目惚れし、初めて恋という感情に気付く遼太郎。人の良いかよにどんどん魅了されていく遼太郎は、なぜ彼女がこの仕事をしているのかに疑問を持ち始める。知れば知るほど、好きになればなる程、自分の中で芽生えた感情は恋ではなかった。多くの男を相手にしているという事実と嫉妬。どうすることも出来ない無力さを痛感するが、次第に遼太郎は男としての決心を行動に表していく…。
結末
かよに一目ぼれした遼太郎は、相手が風俗嬢であることを意識しながらも、再びかよを呼びます。またも会話だけで終わると、かよは「それではお金は受け取れない」と言い、最終的に連絡先を交換しプライベートで会うこととなります。そうして二人はメールや電話、仕事帰りのデートなどを重ねていきました。
そんなある日、急にかよとの連絡が取れなくなってしまいます。何かあったのかと心配する遼太郎は、色々と想像しながらも、かねてからインターネットで知り合った仲間に相談します。そうこうしているうちにかよと連絡を取ることができ、再び会うことができました。しかしそこで遼太郎は”かよが風俗で働く経緯”を知らされます。付き合っている恋人に尽くすために借金をし、その返済のために風俗で働いていたのです。そんな二人の元へ、恋人の男・中畑光男が現れます。遼太郎は体を張って光男を追い出し、かよは光男から解放されました。光男から解放されたかよでしたが、、まだ借金という問題が残っていました。
借金元へと向かう遼太郎でしたが、強面の金主・住吉に何も言えず引き返してしまいます。そんな折、遼太郎のもとへインターネットで知り合った男性・晋作が現れます。
事情を知る晋作は、遼太郎に力を貸します。他のインターネット仲間の力も借り、みんなで住吉を部屋から追い出し、都内を駆けずり回させる工作をします。
最後、晋作は遼太郎に試練を与えます。遼太郎はマンションの屋上から隣のマンションの屋上へと飛び移り、見事試練を乗り越えます。そして、窓を開けるように仕向けた住吉の部屋に送風機で強風を送ると、借用書が外に飛び散り、かよの借金はなくなりました。そして遼太郎はかよへ告白し、二人は付き合うことになりました。