その時、世界は残酷なほど美しく見えた。「僕は妹に恋をする」 あらすじと結末




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あらすじ

双子の兄妹、頼(より)

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と郁(いく)

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は同じ学校に通う高校3年生。幼い頃は結婚を約束するほどの仲良しだったふたり。しかし最近の頼は、郁に冷たい態度を示すようになる。そんなある夜、頼は郁に対し“ずっと好きだった”と自らの想いを打ち明ける。郁は戸惑いながらも頼の気持ちを受け入れるのだった。2人の関係はやがて、彼らに想いを寄せる矢野、友華にも知られることとなるのだが…。

予告編

結末

双子の兄妹の頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)は、同じ学校に通う高校三年生。幼い頃はシロツメ草の草原で無邪気に結婚の約束をしたほど仲がよかったが、最近はなぜか、頼の郁への態度はすっかり冷たくなっている。

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頼の変化を悩みながらも、二段ベッドの上に眠る頼に、自分に思いを寄せる矢野(平岡祐太)にどう答えるべきかを相談する郁。「郁の好きにしろよ」。返事はやはり冷たい。体育の授業中、サッカーをする頼と矢野。激しく矢野に当たっていく頼に対し、矢野は「妹ちゃんのこと、諦めてないから」と挑発する。放課後、校庭を歩く郁を、優しい眼差しで見つめる頼。そんな頼に対し、クラスメイトの楠友華(小松彩夏)は意味ありげに「妹って得だね」とつぶやく。ある夜、眠れない頼は、ベッドの下段に眠る郁の左手の薬指にキスをし、そして、唇にキスをしようとする。目を覚ました郁に、「ずっと好きだった」と思いをぶつける頼。「俺を選ぶなら郁からキスして」と言われ、戸惑いながらも郁は「ヒドイよ」と言いながらキスをする。そしてそのまま2人は初めて結ばれる。

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翌朝、学校へと出かけた2人の部屋を掃除する母親(浅野ゆう子)は、乱れた郁のベッドと、使った形跡のない頼のベッドを見て何かを察知する。ようやく矢野に「他に好きな人がいる」とハッキリと断る郁。そして放課後、頼と郁は夕日で真っ赤に染まった理科室で口づけを交わす。しかし、その様子をドア越しに友華が見てしまう。郁との関係をネタに、「アタシとつきあって」と頼に迫る友華。「兄妹でなんてヘンだよ」「2人とも苦しむよ」と目を背けていた事実を改めて突きつけられ、気持ちが揺れ始める頼。郁を忘れられるならと、友華とつきあうことにする。だが、ラブホテルに行っても郁のことが頭から離れられない。ふたたびよそよそしくなった頼を学校で探す郁は、友華と一緒に屋上で頼を見つける。そこで2人がつきあっていることを知らされた郁はそこから逃げ出すが、頼は追うことができない。矢野に叱咤激励され、ようやく郁を追い始める頼。夜になってようやく公園で寝転がっている郁を見つける。そこでお互いの想いを確かめ合う2人。翌朝、子供の頃に約束を交わしたシロツメ草の草原を目指して列車に揺られる頼と郁。しかし、想い出の場所は、今や造成途中の荒れ地と化していた。その風景を見て、頼は終わりを覚悟する。「あの時間とあの場所には、戻れないんだな」そして、2人はそれぞれの足で歩き出す……。

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