解説
「週刊少年キング」で連載され、1972年にはテレビドラマ化もされた漫画を映画化したアクション・エンターテインメント。選定された犯罪者の中から選ばれた7人の警察官、通称“ワイルド7”が、悪人を容赦なく成敗していく。監督は、『THE LAST MESSAGE 海猿』などの羽住英一郎。『一命』『ディア・ドクター』の瑛太らがワイルド7のメンバーを演じる。今までにない設定と迫力のバイク&ガンアクション、さらにはスリリングで先の読めないストーリーの行方から目が離せない。
あらすじ
法律で裁けない犯罪者はいっそその場で消去してしまうべき―。そんな過激な発想から生まれた超法規的警察組織、通称“ワイルド7”。
凶悪犯を裁く彼らもまた、選りすぐられた犯罪者たちだった。
飛葉大陸(瑛太)
セカイ(椎名桔平)
パイロウ(丸山隆平)
ソックス(阿部力)
オヤブン(宇梶剛士)
ヘボピー(平山祐介)
B・B・Q(松本実)
いずれ劣らぬ犯罪歴と、犯行のために身につけた特殊技能をあわせ持ったプロフェッショナルな7人。
ある日、“ワイルド7”の出動を要する事件が発生。
メンバーたちが犯人を追い詰めた瞬間、謎のスナイパーが現われ犯人を射殺して逃走する。ワイルド7の飛葉(瑛太)はスナイパーを追跡するものの見失ってしまう。飛葉は、追跡の際に迷い込んだ埠頭(ふとう)のクラブで黒髪の美しい女性ユキ(深田恭子)と出会い、惹(ひ)かれ合うようになるが、ユキには秘密があった。
結末
彼らは「警察近組織」であることをかぎつけ暴こうとする新聞記者の藤堂(要潤)とそれを信じようとしないが仕方なく行動を共にするこづえ(ユイカ)。実はこづえはワイルドメンバー:セカイ(椎名)の娘であった。
飛葉がある日街でユキを見掛け、声を掛けたことから「関係」を持ってしまい、今後彼女に関わっていくことになる。
実はそれはユキの策略であった。
彼女は家族を集団テロで失い、天涯孤独。復讐だけを生きがいに生きてる一人ぼっちの女だった。飛葉もまた感情や愛情をすべて捨て<警察の兵器>となって生きている自分と似た境遇の彼女に魅かれてしまったのだ。
ワイルド7が「退治」する悪党がユキの家族の犯人であることを突き止めたため、飛葉に接近して自分で「復讐」を繰り返していたのだった。
警察が組織ぐるみで隠ぺいしてる「機密情報」を握る男<公安調査庁・PSUのTOP>桐生。
彼が今までの集団凶悪事件の”首謀者”ということを知り、ワイルド7が「国家」を相手に戦う決意をする。
とにかく、どこにでもバイクで乗り込み、銃を乱射。指揮官:草波(中井)は「とにかくターゲットだけ、殺せ。関係ない人間は殺すな」と命令を出し、ワイルド7はあらゆる手段で「PSU本部」に乗り込み、最終目的「桐生」までなんとか辿りつこうとする。
一人、また一人と仲間が”盾”になりながら最終的に”本部”ドアまで辿りついた飛葉とパイロウ。
セカイの娘を卑怯にも人質にした桐生は、ワイルド7にワナを掛けようとする。
こづえを守りたい一心で身を呈して「盾になった」セカイはそこで気を失った娘の頭を優しくなでた後、満足そうに息を引き取る。
しかし任務を更に遂行せねばならないワイルド7。
緊急時に不法侵入者をシャットダウンする防護シャッターが降りかける中・・・・飛葉をなんとか行かせようと自らをおとりにしては立ちはだかるパイロウ。
桐生まで辿りついた飛葉は、無数の「セキュリティー装置」に狙われる中、それでも桐生に銃を向けるのだが・・。
飛葉の銃を撃ち、現れたのは草波。
「俺も自分がかわいい」と桐生の仲間になったふりをして油断させ、「機密情報」操作、全世界にバラまいてしまう。
行き場を失った桐生は、裏組織から命を狙われていくはめになり、数日後死亡する。
セカイの墓参りに訪れた飛葉の前に草波が現れ、「お前たちはこの世でたった7人のワイルド7だ」と言って去る。
セカイを失って6台で疾走するバイク。そこに・・・・・もう1台の新たなるメンバーがっ
それはユキであった・・・・。