概要
時空間転送装置の事故により、14世紀にとり残された父親を救出するため息子とそのチームが英仏戦争の真っただ中に飛び込む。『ジュラシック・パーク』や「ER緊急救命室」の原作者、マイケル・クライトンの同名ベストセラーの映画化。監督は『リーサル・ウェポン』シリーズのリチャード・ドナー。キャストには『ワイルド・スピード』のポール・ウォーカーほか『トゥーム・レイダー』のジェラルド・バトラーら、ハリウッドの新鋭が名を連ねる。過去を変える事で生じるパラドックス現象をチェックするのも楽しみのひとつ。
予告編
あらすじ
フランスのカステルガール村の遺跡調査をしているジョンストン教授(ビリー・コノリー)は、マレク(ジェラルド・パトラー)とケイト(フランシス・オコナー)の2人の助手と考古学的にかなり高いレベルのものを数多く発掘していた。それというのも、調査のスポンサーである企業ITCの社長、ロバート・ドニガー(デヴィット・シューリス)のくれる発掘ポイントのヒントが的確だからだった。疑問に思った教授はドニガーに話を聞こうとニューメキシコのITCに向かう。2日後、遺跡の現場の大きな崩落で地下にある部屋が発見される。マレクとケイトが中に入ってみると、中世の文書と、中世には存在しないはずのメガネのレンズを発見する。しかも、その文書にはジョンストン教授のサインと「助けて」というメッセージが、メガネは教授がかけていたものと同じだった。ジョンストン教授に会いに現場を訪れていた息子のクリス(ポール・ウォーカー)はITCに父親の所在を尋ねるが、担当者は口を濁すばかりで…。
ラスト
ニューメキシコで、一人の男が突然、
砂漠の中を通る道路に飛び出してきた。
恰好は、中世ヨーロッパで着ている服装。
そして、ERに連れていかれたが、死亡。
その男は、心臓の血管、脊髄など、体の内部のあらゆるところが、
ずれていた。
「まるで人形を切り刻んでくっつけたようだ」と、ERの職員。
その頃、フランスの発掘現場で、
ジョンストン教授は、
「今回は一級品の発掘がたくさんあったが、
情報を教えてくれたドリガーには、何か裏がありそうだ。
直接行って聞いてくる。
援助も頼みたいし」
と、出かけていく。
一方、修道院跡の中で、発掘に精を出しているケイト(フランシス・オコナー)は、
階段を発掘している最中。
これが、イギリス軍が拠点にしていた、バロック城につながっていると予想。
ジョンストン教授の息子クリス(ポール・ウォーカー)は、ケイトに好意を持っていたが、
ふられてしまった。
慰めるマレク(ジェラルド・バトラー)。
(このジェラルド・バトラー、Dearフランキーに出ていた男性!全然印象が違う!)
そして、古いものや歴史、過去に興味を持たないと言うクリスに、
発掘した600年前の、二人の男女の形をした棺を見せる。
「誰かは分からないが、フランス人の騎士と、その愛する妻だ」
そして、男性の片方の耳の部分がなかった。
欠けたのではなく、元々ないままで作られていた。
その時、修道院跡で地面が崩落。
真っ暗な穴の底に、ケイトとマレクが入って行った。
そこで、書類箱を発見。
それから、美しく掘られた聖堂の壁が、壊されているのを発見。
「どこのバカがこんなことを!」と怒るケイト。
そして、マレクは、遠近両用メガネのレンズが落ちているのを発見。
この日この時、地面が崩落するまで、誰も入っていないはずなのに。
書類箱に入っていたものには、
「help me ジョンストン」
と書かれていた。書かれていた紙は、
600年前のものだと判明。
眼鏡のレンズは、教授のものと判明。
どういうこと?となる。
そして、ニューメキシコの企業ITCのドリガー社長に呼ばれ、向かう。
ここでは、物をある場所から違う場所へ、faxを送るように、転送する装置を作り出していた。
しかし、この装置は、なぜか600年前に転送されてしまう。
教授には、発掘場所を教える代わりに、
なぜそんな現象が起きるかの、ヒントを見つけて欲しいと言った、ということ。
教授を連れ戻すために、発掘チームのうち4人と、
同行者として、ITCのフランク・ゴードン、部下のゴメスとバレットの、
合計7人が行くことになった。
ドリガー社長の部下の一人が、砂漠で起きた件
(体がずれていた人のこと)を、彼らに説明しなくてもいいのか、
というが、社長は取り合わない。
中世の服に着替える。現代の物は、何も持っていけない。
しかし、『マーカー』と呼ばれる小さな装置を、各自が持たされる。
これを押すと、現代に戻れる。
タイムリミットは6時間。
そして、転送。
無事に、中世の1357年に転送された。
しかし、すぐにイギリス軍に追われることになる。
そして、ゴメスがすぐに剣で刺されて死亡。
その直後、バレットも追われて矢を放たれる。
その時、バレットは、手りゅう弾のピンを外していた。
そして、同時に現代に戻っていった。
ITCに戻ったバレットは、矢が刺された状態、手から手りゅう弾が転げ落ち、
転送装置が爆破されてしまう。
他のみんなは隠れていた。
その時、マレクはイギリス軍から逃げてきた、一人の女性と同じ場所に、
一緒に隠れていた。そして、彼女を助け、「命の恩人」と言われる。
その彼女が、道案内をしてくれて行った先は、
発掘していた場所、バロック城があるあたりだった。
しかし、よく考えると、今日は、フランスが総攻撃する日で、
夜には、そこは焼け野原になってしまうことが分かっていた。
そしてすぐにイギリス軍に見つかり、つかまってしまう。
連れて行かれたのは、イギリス軍のオリバー将軍のところ。
ここで、チームの一員であるフランシスが、理不尽に刺されて死んでしまう。
他の者は、教授がいるところに連れて行かれ、閉じ込められる。
しかし、何とか逃げ出し、それから、イギリス軍に追われ、逃げて、ばらばらに散らばり・・・
という話が流れ・・・・・
マレクは、女性と逃げていた。
するとフランス軍に助けられた。
マレクが助けた女性は、フランス軍のアルモ将軍の妹で、レディ・クレアだった。
ここまでの話で、レディ・クレアは、このフランスが総攻撃する日に、
バロック城の上に、捕まえられて、そのまま死んでしまうということが歴史でわかっていた。
マレクはみんなのもとに戻る。
マレクに好意を持っているレディ・クレアは、後から一人でマレクを追いかけてしまう。
マレクはまたイギリス軍につかまった。
で、そこに教授とフランク・ゴードンもいた。
そしてそこにいた、イギリス軍の兵士が、
現代から転送された人間だった。
彼は、フランク・ゴードンに対して、
自分だけ置いて逃げた、と恨んでいた。
で、刺し殺してしまう。
一方、クリスとケイトは、一緒に修道院に逃げ込んだ。
ここで、自分が現代で発見した、教授の書類箱や眼鏡を見つける。
そして、「あの壁は、現代では壊されていた・・・誰が壊したの?って言ってた・・・・
ひょっとして、私なの??」とビックリしながら苦笑い。
その頃、現代では、転送装置のバックアップシステムの
正常性を調べていた。
正常に動く確率は81%・・・
社長は、これでは使えない、というが、
発掘チームで一人残っていた者が怒る!
取り乱した社長は、こっそり逃げようとして、パスポートを準備したりしてる。
そして、歴史の通り、バロック城にフランス軍が進軍してきた。
マレクが見ると、レディ・クレアが城の上に捕らわれている。
ここで、マレクは歴史を変えてしまうことを承知で、助ける。
マレクはイギリス兵と戦っている時に、右耳を斧で切られてしまう。
そして、現代で見たあの棺は、自分だったと気づく。
で、「ここに残る(クレアといたいから)」と言う。
そして、ケイトは、自分が発掘していた階段を進んでいく。
それは、バロック城に繋がっていた。
フランス軍のアラモは、修道僧から聞いて、その地下道に向かう。
そして、バロック城を制覇。
で、マーカーが6時間と示していたタイムリミットまであと1分。
現代では、成功率81%のままで、転送装置を作動させようとしていたが、
社長が装置の真ん中にある機械を無理に止めようとして、閉じ込められ、
そのまま14世紀に転送される。
逆に、クリスとケイトと教授の3人は、無事に現代に帰って来られる。
現代の発掘現場で、棺のところに行くと、マレクの名前が刻まれていた。